動物性たんぱく質に替わるたんぱく源として期待される大豆ミート。
そして今、次の代替手段として注目を集めているのがエンドウ豆ミートです。
エンドウ豆ミートの魅力とはなんなのでしょうか?
じっくり見ていきましょう!
そもそもエンドウ豆ってなんだっけ?
ではまず、エンドウ豆がどんな野菜なのか学んで行きましょう。
似た野菜に「グリーンピース」がありますが、実はこれ収穫時期がちがうだけで同じ野菜なんです!
要するに収穫時期によってただ名前が変わるということなんですね~、面白い!!
詳しくは下のイラストを見て下さい。

まずエンドウ豆の若い芽を食べるのが①の「豆苗」。
つづいて若いサヤと実を食べるのが②の「さやえんどう」または「絹さや」。
さらにそこからサヤと実がふっくらと成長したものが③の「スナップエンドウ」。
そしてもっと成長した実だけを食べるのが④の「グリーンピース」。
で最後にもっと成長した実が⑤の「エンドウ豆」になります。

1つの野菜にも色んな食べ方があるピヨね!
エンドウ豆ミートの魅力とは?
ではここからは本題のエンドウ豆ミートの魅力に迫っていきましょう!
エンドウ豆ミートの魅力をざっと上げると次のようなものになります。
- 大豆ミートと比べて食べやすい。
- アレルギーの心配が少ない。
- 地球にやさしい。
- 大豆の過剰摂取をおさえられる。
1つ1つ見ていきましょう。
1.大豆ミートと比べて食べやすい。

大豆ミートで良く話題に上がるのがその独特の豆臭さ。
その臭いを完全に取り去るのは非常に難しいです。
しかしこのエンドウ豆ミートは大豆ミートとくらべると特有の臭いが少ないと言われています。
大豆ミートが苦手な方は一度ためす価値ありですね。
2.アレルギーの心配が少ない。

大豆は食品表示法によりアレルギー表示を義務づけられています。
卵や乳とくらべると発症率は低いのですが、植物性のたんぱく源を大豆に頼れない人は大変です。
そのような方でも食べられる可能性が高いのがエンドウ豆ミート。
原材料となるエンドウ豆はアレルギー表示義務に含まれていないからです。
もちろん100%アレルギーのリスクのない食品はありませんが、表示義務のある食品とくらべると発症する可能性はとても低いと言えます。
3.地球にやさしい。

東京大学生産技術研究所によると1kgの牛肉の生産に必要な水の量は約20トン、大豆は約2.5トン。
大豆に必要な水の量は牛肉と比べると約8分の1と非常にエコですね。
しかし驚くべきことにエンドウ豆に必要な水の量はさらに少なくて済むそうです。
1kgのエンドウ豆を作るのに必要な水の量は約50kg、なんと大豆の50分の1!
エンドウ豆ミートは地球にとても優しいんですね~。
4.大豆の過剰摂取をおさえられる。

和食における植物性のたんぱく質は、納豆や豆腐、油揚げなど大豆に由来するものがほとんど。
他に様々な豆類などもありますが、大豆が一番身近なたんぱく源ということに変わりはありません。
しかし1つの食品ばかり食べ過ぎると過剰摂取や栄養の偏りなども心配です。
そこで救世主となるのがエンドウ豆ミート。
大豆以外のたんぱく質の選択肢が増え、豆と違いお肉の代わりとして調理できるので献立にも組み入れやすいです!
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